滋賀喜の帯
本物づくりのこころ

織物の歴史の町・西陣

京都は大宮通今出川。昔も今も、西陣の中心といわれるところで、滋賀喜の帯は織られています。
そして、数多くの工程を必要とする、西陣織ですが、本物の帯を作るためには、それぞれの工程に研ぎ澄まされた感覚と技術をもった匠の名人の技が必要になります。
いまなお歴史ある西陣の地で、わずかに残った名人達の手によって、生み出され、準備される、色糸、引箔、金糸、図案、紋、整経、機道具、等が、最後に織人によって帯として織り上げられるのです。
織物の歴史の町西陣に伝わる数多くの手技の結晶が滋賀喜の帯なのです。
手から生まれる本物の帯

決められた道筋に、ただ一直線に杼を通し、一定の力で打ち込んでいく力織機と対象的に、熟練した匠が、一越一越、柄を表現する緯糸を、柄の表情にあわせて、余裕の持たせ方や、打ち込み方を、加減することによって、その表情にふくらみができ、繊細で、しなやかで、あたたかみのある、帯が織れるのです。
この時代なぜ手織りにこだわるのか?それは熟練された匠の手でしか生みだせない美がそこにあるからなのです。
ぜひ、手にとって、手織りならでわの、あたたかで、しなやかで、品格ある、その風合いをお確かめください。